GoldenPhoenixRecords

Rachelle・水沢よりアナタへ

Pentatonix ライブ

ヒョンなことからパシフィコ横浜であったPentatonixの来日公演に参戦してきたわ。

 

開演時間を15分ほど遅れて登場した彼ら。スクリーン以外に何も無い舞台が暗くなると同時に彼らの声が響き渡る。数年前サマソニで見て以来だったけれど、当時と同じでオープニングの掴みはDaft Punkメドレーだったわ。もはや名人芸よね。照明やスクリーンの映像はあったけど、舞台セットはシンプルなものばかりで彼らの声だけで紡がれる音楽に圧倒されたわ。

オリジナル曲の「Sing」や日本へのサービス「Perfume Medley」も圧巻だったわ。カースティン「チョコレイト・ディスコ」の発音が可愛らしかったわね。

中盤では彼らの有名になるきっかけとなったテレビ番組「Sing-Off」で歌ってた「Telephone」や「Video Killed the Radio Star」のカバーも披露していたけれど、彼ら、マッシュアップ具合が鮮やかで目まぐるしくてシンガロングするのが大変。「Somebody That I Used to Know」や「Rather Be」なんかは「そんな名曲あったな、久々に聴いてみるか」って気分になったわ。

 

新曲らしき「Happy Now」って曲や(Take ThatかWill Young?ってなったわ。どっちみちTake Thatなんだけど。そして違ったけどね!!!)ライブ映えするアップな曲からジョン・レノンの「Imagine」をしっとり聴かせる流れも彼らのライブ構成の自由さが為せる技かしら。新しいベース担当のマット君が普通に低音が素敵なヴォーカリストでもあって、聴き入ってしまったわ。中盤のハイライトはアタシの推しであるボイパのケヴィンが「必ずどの公演でもそこだけのためのスペシャルな曲をやるんだ」って言ってDua Lipaの「Don’t Start Now」をプレイしてくれたところかしら。オリジナル曲が持っているグルーブ感とは違うけれど、また違ったダンサブルな魅力のある仕上がりになっていたわ。

 

そのアタシの推しのケヴィン君のソロパートで、チェロとボイパだけで素晴らしい演奏を聴かせてくれた後に5人に戻って「Shallow」の流れ、よく出来た流れだなって思ったもんよ。オリジナルの音源で観客の声援が入るところでちゃんと叫んだわよ!

終盤で怒涛の「Evolution of Ariana Grande(thank u, next期まで含むバージョン。さっきジョン・レノンのImagineを聴いた時に「Ariはいいの?ねえ」ってなったけどここできっちり回収されてたわ)」と「Bohemian Rhapsody」完全再現と、彼らの本気に度肝を抜かれたわ。大団円とはこのことなりって感じだったわね。

本編ラストで歌われたOn My Way Homeっていうオリジナル曲も、ライブで聴くとアンセミックで興奮したわ。

 

アンコールでは皆さんお待ちかねの「Pretender」を披露してくれたわ。日本にも慣れてきたのか、アクセントも自然でオリジナルの曲よりも優しい手触りの仕上がりなんじゃないかなって、そんな気分。

「Hallelujah」の圧倒的なパフォーマンスでコンサートは終わったわ。

 

アカペラグループが声とたまーにちょっとの楽器と、小粋な椅子があれば1時間半の楽しいライブが成立するってことが証明されたわね。

彼らのこと、あまり存じ上げなかったけれどとっても楽しいライブだったわ。オリジナル曲とカバーのバランスが絶妙なのよね。これまでリリースしているアルバムもカバー多めだし、Michael Buble的活動パターンになるのかもしれないわね。

次のアルバムがもうじきな雰囲気のポップが会場にあったから、それも楽しみね。